わぶろぐ。

ミュージカルとか舞台が好きです。普段はTwitterに生息中

ミュージカル「ビューティフル」感想

ビューティフルが好きすぎて主にアンサンブルへのラブレターになりました。


もうすぐ終わりの中の更新のため自分の備忘録として残しておきます。駆け込める方はぜひ。好きすぎてずっとビューティフルのことを考えています。今回は9回観劇でフィニッシュの予定ですが、次回公演もありますように。あと地方も。

一部ネタバレ…というか観たことないと書いている意味も分からないと思います…。それぞれ敬称略すみません!

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平原綾香

日本が誇るディーバ!終盤の「You've Got a Friend」~「A Natural Woman」~「Beautiful」~「I Feel the Earth Move」の4連発が強すぎます。向かうところ敵無しでバッサバッサ薙ぎ倒していく無双女王。カテコで上手から下手までステージを走り回って観客にワーって手を振るあーやが大好き。ティーン時代ちょうかわいい。あーやのキャロルはどちらかと言うと音楽に乗せて進む感じがして曲作りに関しても音楽が生まれることに楽しさを見出しているように思いました。

 

水樹奈々

一方で奈々ちゃんは芝居に乗せて進み、ジェリーと一緒に曲作りをすることに嬉しさを感じているようなキャロルに見受けられますので離婚シーンがとてもドラマチックに写ります。出だしの「So Far Away」と最後のタイトルソングを歌う表情が本当に素敵で奈々キャロルが幸せならわたしも幸せ状態です。今現在ご妊娠されているとのことですが、パフォーマンスに関してはまったく問題が無くそのパワフルさには脱帽です…胎教っていうレベルじゃない…あと!奈々ちゃんの回は女性トイレ列がいつもよりかなり短いのでめちゃめちゃ助かっています。ありがとうございます。

 

伊礼彼方

昔からお見受けはしていましたが、グランドホテル以降観る頻度が一気に高くなった伊礼くん。初演はクズだな!で終わったのに今回はだいぶ深みが増して精神疾患のほうに目がいくようになりました。飽きっぽくて浮気性でマリファナもやっちゃうけど最終的にはジェリー次は幸せになるといいね…って思えるような人物像です。ここがだいぶ変わったので初演の頃よりお芝居のターンがぐっと面白くなった印象です。

 

ソニン

金髪白人役がこんなにも似合うのはソニンの専売特許。かっこよくて愛らしくて芯があって面白くて…この作品を支えている大きな要因のひとつとしてソニンの安定感が挙げられると思います。シンシアの結婚観には共感ができるので勝手にプロポーズして勝手に怒り出すバリーのシーンはだいぶキツイものがありますねぇ。あとアッキーとの相性抜群なので、記念キャストでアッキーヴォルフ×ソニンコンスでやってください。

 

中川晃教

海外キャストと比べてだいぶ印象が違うのがバリーなのですがこれはこれでだいぶ上手くおさまっているので成功なんじゃないかと思います。個人的には3番手くらいのアッキーが好きですね。ピアノ弾きのイメージはそのまんまだしクセなのかペダルは無いのに踏んでいてもちろんそのタイミングもバッチリですw「We Gotta Get Out of This Place」は、前回はファルセットを使っていたところを今回は地声ですこーんと出していますね。確実にフランキーをやってからまた一段と歌唱力がアップしたような気がします。アッキーのラブシーンは良い意味でプラトニックみが強くてわたしは好きなんですよねぇ。シンシアがバリーのネクタイ掴んでキスするシーンはかなりお気に入りなのですが笑いながら軽く見れるのがあの2人の良さだと思います。

 

武田真治

筋肉体操のお兄さん!あの当時のプロデューサーってこんなに人が良いのか?ってビックリするのですがその疑問もフワっと飛ばしてくれるような人柄の良さ。ソングライターズが大好きだった身としてはあの後何かが起きるのではないか?とソワソワします。「君が女の子で女の子の歌を歌うからだよ」っていうのはまさにその当時の時代背景を象徴したような台詞でとても好き。

 

剣幸

めっちゃ素敵なお母さん!キャロル自身もかなり救われたんじゃないかなと思います。「女の子は歌を作るものじゃない教師になりなさい」と言っていますが、結果的に娘を応援してくれて孫の世話までしてくれるような働くママにとってはかなり有り難い存在。離婚したからこそわかる娘の辛さに寄り添ってくれて「あの時ジェリーなんかいなかった」っていう言葉と剣さんの優しい芝居にはもう大拍手です。

 

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ここから大好きなアンサンブルの皆様のことについて…

 3年前の初演と今の感想まったく変わらないなぁ。

 

高城奈月子

プレイヤーと共にマサミてんてーの後を継いで歌唱指導も担当しているのですが、もはやこのメンバーで指導することあるの?って初演のときから思っています。いやあるのはわかっていますけど!シュレルズのリードボーカル・秘書のルシル・One Fine Dayのバックシンガーなどを務めてらっしゃいます。なつさんは所属するソウルマティックスの中でも(ボスなので)なつ様とお呼びしたいくらい。歌が上手いのはもちろんなのですが、安定感が抜群でいつ聴いてもすげー!という言葉しか出ません。この作品では珍しくお芝居をしてくれているので、貴重なものを拝めている嬉しさよ!

 

ラリソン彩華

前回のビューティフルで初めましてだと思っていたのですが…ヤングナラ経験者という経歴を見てラリソンっていう名前いたかなぁ…と思ったら…いとうあやかーーーー!!ってわかったときは嬉しかったですね。海宝くんと一緒に昔のほうのCDで歌ってる子。ラリソンちゃんは髪型や衣装で年齢を行き来できるのがとても凄いです。序盤のベティは本当にティーンみたいだけど2幕になると大人っぽい感じになってたぶんこれベティの人だよって言われないと初めての人はわからないんじゃないかな?って。Chainsの低音コーラスがかっこよくてとても好きです。あと純粋にベティがめっちゃかわいい。あんな友達欲しい…。

 

菅谷真理恵

彼女の話をすると横から「俺のまりえーー!」って飛んでくる強火担がいます。ボビーヴィー(みっちゃん)が歌っているIt Might as Well Rain Until Septemberを聴いてる女の子がお気に入りです。あの子に名前とかあるのかな?アフリカンを表すカツラとか衣装を着させたら抜群で2幕のUptownシンガーはもう…ありがとうございますぅぅぅぅぅうう!!!One Fine Dayのダンスがかっこよくていつも真ん中の直ちゃんを観るかまりえちゃんを観るかどうしようか迷ってまったく定まらない。

 

MARIA-E

思えばはじめましてはまさかのゴッドタン。ロコモーションを安っぽいクズと言ってるジェリーは間違っていましたねぇ…。あの曲大好きで作品の中でも一番ノリノリになれます。マリアちゃんってなぜかベテラン感が少しあって初演のときにプロフィール検索したらあの歌唱力で…ひぃー!ってのけぞりました。ダンサブルな曲を曲の圧に負けないようにパワフルに且つ譜面通りに歌うのって意外と難しいと思っているのでそれを軽くこなせちゃうマリアちゃん凄いです。お邪魔ではないと思います!

 

塚本直

NINEのメンバーが出た後の発表でしたので…エリアンナの後釜が務まる人っているんだろうか?って思ってたらまさかの直ちゃんが来て…あ!!いたわ!!って前言撤回。我らがエリアンナとはまた違った歌の上手さ、ゴージャスさがあって見せ場のOne Fine Dayは聴き応えがあります。直ちゃんは日本語歌詞を崩さないままソウルフルに歌うことができるかなり貴重なパフォーマーだと思っています。ロコモーションでなつさんかいくんなおちゃんって一列になるの大好き。前のかいくんのこと殴りませんように…(インスタネタ)


清水彩花

びびちゃん枠に…なんと!!…ありがとうございまーーーーす!!!!清水コゼットの語り部(勝手になった)としては嬉しい限りです。「Stupid cupid いじわるね!」1650 broadway Medleyの彩花ちゃん可愛すぎていつも登場する下手ドアを凝視。マリリンとして歌うPleasant Valley Sundayでは大好きな彩花ちゃんのアルト声を堪能できて幸せです。低い声から高い声まで幅広く歌える方だけど、中低音が特に好きなのです。あとキャロルが「いい人よ」って言う理由もよくわかります。でも、ジェリーとあんなことになるなんて…………


山野靖博

ぷりっつ!!!!!!!!!!!「芸大声楽科出身でしかもバス」ってミュージカル界において貴重だし彼にしかない武器をたくさん装備してらっしゃる方なので、今までもこれからも彼が素晴らしいパフォーマー人生が歩めるように誰か全力で保護してあげてください…。そして彼と出会うキッカケになったジャージーボーイズのキャスティング担当の方ありがとうございます。ライチャスブラザーズとして歌うYou've Lost That Lovin' Feelin'は前回と歌い方が違いすぎてビックリしたし今回のほうが好き!Splish SplashもBe-Bop-a-Lulaの棒読みもLittle Darlin'もOne Fine Dayの「何かお飲みになりますか?」も好きです…2幕のルーアドラーの芝居もグンと良くなって…ビューティフルはぷりっつと共にあります…。

 
東山光明

みっちゃん!東山さん家の弟!みっちゃんって鮮やかな歌声の持ち主でもあり踊りも芝居もできるのほんと多彩よねぇ…特に歌声は一度好きになったら頭の中でずっとグルグルしちゃうような中毒性があります。一瞬出てくる「時間ですボーイ(勝手にそう呼んでます)」は見逃せないしUptownのドラマー姿も素敵で、どの作品で観ても安定感があって大切なピースの役割を果たしてるの凄いなぁって感心します。Up on the Roofの最後は一緒に歌いたくなります。うぉーおーおーおーおーおー

 
山田元

ニールセダカwwww上手前方に座ると元くんが一気に焼き尽くしていきますwニールセダカがもっかい出るシーンは笑うしかないww 開幕前に元くんの成長が凄い!って聞いたので楽しみにしていたのですが確かにライチャスの高音も安定しててとても良い!それと2幕のニックのお芝居も。カツラ変わったけどこっちのほうが好きだなぁ。あんな感じで誘われたらホイホイついていっちゃいそう…。It's Too Lateの初めて聴く曲にあったコードを探しているお芝居が細かくていつも観るポイントです! 


神田恭兵

神田くん観るとなんか安心しません?芝居にのせて歌を届けるのがとても上手い役者さんだと思っているのですが、この作品だとどちらも堪能できちゃうので満足度が高いのです。On Broadwayの「どこまで行けるのか」の一節だけでアッ!前回より深いところから出してる!ってビックリしました。自粛後あるあるなんですけどほとんどの人に対して歌上手くなった?って思ってる。 A Natural Woman前のぷりっつアドラーとのやり取りも曲に対してのハードルをいい意味で上げてくれるのでワクワクが増すスパイスになっていると思います。

 

伊藤広

男性アンサンブルの中でスタートダッシュを切ってくれるひろくん。ニールセダカを紹介するところはいつもテンションが上がります。ひろくんは…かわいい。下手側から観るとひろくんが視界によく入ってくるので…そうするともうひろくんしか見れなくなる。あとOn Broadwayのドヤァァァア顔大好き。ドヤ顔じゃなくてドヤァァァア顔。コントラバスをクルクル回すのも前回よりも上手くなってる気がする。声も特徴的で耳に残る素敵な声だし、ビターエンドでは何話してるんだろう?っていつも思うし、あとかわいい。ひろくんに関してはなぜだか偏差値3くらいの感想になる。癒し。

 

長谷川開

好きがすぎる (圧) 才能の塊でその才能を維持する才能もお持ちです。影コでも耳が開くんの歌声を拾うくらいです。日本全国の中でもいや世界でもトップクラスに素晴らしく、明らかに人とは違う歌声の持ち主です。ハードル上げすぎ…じゃないんですよ。聴けば絶対にわかります。ホセ(byなつさん)の歌声は一生聴いていたいのです。1650 broadway MedleyとUptownでのアッキーとの目配せにはニヨニヨしてしまう。とりあえず好き。

 

 

こんな状況ですので終わって欲しくないけど無事に終わって欲しい。そしてみんながホイホイ劇場に行けるようになったときにまたやってほしい。帝劇でやってる意味ももちろんあるけど、地方の人にも観て欲しい。ビューティフルカンパニーのみんながこれからも幸せな人生を歩めますように…という重すぎる愛を舞台上へいつも送っています。